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2013年10月25日金曜日

PhotonCloud基礎知識③-ルームとプレイヤーのプロパティ

今回はルームとプレイヤーのプロパティのお話です。

例えば制限人数4名のルームを作成し、そのルームでオンラインプレイをしたいとしましょう。
その場合、ルームに対して「この部屋は最大4人ですよ」という情報を持たせなければなりません。

こうしたルーム自体が持つ情報のことをプロパティと表現します。

最大人数・現在人数や部屋の名前などなど、最低限こういうのは合った方がいいよね!
というものがあらかじめ設定されており、こうしたプロパティにアクセスすることで情報を持ってくるわけです。

同様に各プレイヤーにもプロパティが設定されています。
プレイヤー名や識別IDなどなど、こちらも最低限これはいるよねーというものが用意されています。

以上のように、ルームとプレイヤーに対してプロパティが設定されているのですが、これだけでは作れるゲームに限界が出てきます。

例えば、ルームの情報として最大人数だけでなく、対戦するマップの情報を持たせたい、とか。
ゲームルールがバトルロイヤルなのかチームマッチなのか設定しておきたい、とか。
そうした情報をルームに持たせておけば、その情報によって検索を行い、自分の希望とマッチした空きルームへとプレイヤーを接続させることができるので、便利ですよね。

プレイヤーのプロパティにしても同様で、ゲームの準備が完了しているか情報を持たせるとか、 プレイヤーが赤チームなのか青チームなのかの情報を持たせるとか、色々応用が出来そうです。

このようなユーザーが独自に設定するプロパティのことを「カスタムプロパティ」といいます。
カスタムプロパティを自分で設定することで、様々なゲームのバリエーションに対応できるというわけですね。


というわけで、まとめです。
  1. ルームやプレイヤーにはプロパティと呼ばれる情報が設定されている
  2. プロパティの項目は自分で増やすことができ、それをカスタムプロパティという
続きはまた次回。
お前それおかしいということがありましたら、ぜひご教示ください。

2013年10月20日日曜日

PhotonCloud基礎知識②-ロビーやらルームやら

台風がまた来ているようですね。
かなり勢力が強いようで、このまま直撃しないことを願うばかりです。

さて、引き続き基礎の基礎、PhotonCloudの解説を行いますね。

今回のテーマはロビーとかルームって何?というところです。
PhotonCloudというサーバーにユーザーを接続させ、ゲームを行うわけですが、
この辺りの流れと構造についてご紹介します。

PhotonCloudにはロビーとルームというものがあります。
まずはこの2つの説明から。

①ロビー
いわゆる大部屋です。
PhotonCloudに接続した全てのユーザーは初めにここに通されます。
この状態ではゲームのプレイは不可能です。

②ルーム
実際にゲームを行う部屋だと考えてください。
こちらが指定した条件でルームを作成し、そこにプレイヤーを通して、ゲームを行うようなイメージです。

 なので実際の流れとしては、
  1. ロビーへ接続
  2. 最大人数、ゲームルールなどの設定をしてルームを作成(または検索して入室)
  3. ルーム内のプレイヤーでゲーム開始
という感じです。
意外とこの辺りの構造は「察しろ」と言わんばかりの扱いなので、
この場で説明させていただきました。

調べればわかるけど調べる時間が勿体ないことってよくありますからねー。

もしおかしいところがあればご教示ください。
それではまた次回。

2013年10月18日金曜日

PhotonCloudの基礎知識

アプリで収益を上げると考えた際、その一つの答えはオンラインゲームです。
ソーシャルゲームだってある意味ではオンラインゲームですよね。

私が構想しているのはMOゲームというジャンルで、ネットのFPSみたいなシステムですね。
モンハンみたいな感じといえば分かりやすいでしょうか。

そうしたオンラインに対応したゲームをUnityで制作するとした場合、選択肢は幾つかあります。
ありますが、現状での最適解はPhotonCloudにぶら下がることです。

理由としては、
  • 面倒なサーバーの用意や設定を全てあちらがやってくれる
  • 同時接続数20までは無料
  • ある程度日本語のドキュメントがある
  • Unity押し(ていうかUnity用に作ったんじゃないのかってぐらい)
詳しい方はもっと良い理由を挙げられるのかと思いますが、私にはこれだけで即決するに十分な理由でした。

高校生のときにPhotonを使ってオンラインゲームを制作された方もいるそうで、対抗意識を燃やしたってのもあったりなかったり。

さてさて、そんなPhotonですが、何せ扱う側は7月にUnityを始めたばかりの素人。
色々な困難がありました。
この記事群では、そんなPhotonに関する知識を発信できればなと思います。

後に続く方々のため、そしてその見返りに誰かが何かしてくれることを期待しています。


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◆そもそもPhotonCloudって何?

千里の道も何とやら、まずは根本的なところからお話します。
簡単に言ってしまえば、Unityでオンラインゲームを作るための仕組みです。
オンラインゲームをされたことがある方なら分かりやすいと思うのですが、
このような流れを見たことはありませんか?
  1. ゲームにログイン
  2. 好きな部屋を選ぶか、自分で部屋を作って入室
  3. その部屋に他のプレイヤーが集まる
  4. 全員が準備完了になるとゲーム開始
  5. オンラインで他のプレイヤーがキャラクターなどを操作し、リアルタイムにプレイ
  6. 何らかの条件でゲーム終了 結果報告へ
  7. 部屋に戻る
PhotonCloudを用いると、大体こんなことができます。
というより、ある種これが全てです。

後はこの応用であり、例えば全てのプレイヤーを自動的に同じ部屋にぶち込むように設定すれば、よくあるオンラインRPGの完成です。
(実際には負荷とか色々怖いですが)

 もちろん、これらの機能はPC、スマートフォン問わずに実現可能です。

注意としては、あくまでゲームを皆でプレイするという機能しか無いとも言えることです。
プレイヤーのデータを保存したりは出来ないよという。


では、まとめです。
  • PhotonCloudを使うと比較的楽にオンラインゲームが作れる!
  • 皆でゲームをプレイするという部分に関する機能を提供する
  • サーバーにデータの保存はできない
以上、何となくご理解いただけたでしょうか。
これだけPhoton,Photonと文にすればSEOはバッチリだね。

初心者の視点なのでミスがあるやもしれません。
「お前それ間違ってるから」ということがあればぜひご教示ください。

2013年10月16日水曜日